2026/5/23改定
第1章 総則
第1条(目的)
本規約は、本大会に参加する者(以下「参加者」といいます。)および大会を主催・運営する者(以下「主催者」といいます。)の権利義務、リスク分担、事故発生時の対応、保険、個人情報の取扱いその他大会運営に必要な事項を定めるものです。
本規約は、参加者の安全確保、事故予防、自然環境および地域社会への配慮、事故発生時の迅速かつ適切な対応を目的とします。
第2条(大会の性質)
本大会は、山岳、森林、林道、登山道、自然公園、地域道路その他の自然環境または屋外環境を利用して行われるトレイルランニング大会です。
本大会には、舗装路上のロードレースとは異なり、転倒、滑落、道迷い、落石、倒木、崩落、沢の増水、落雷、低体温症、熱中症、野生動物、虫刺され、日没、携帯電話圏外、救助到着の遅れ、道路横断時の交通事故その他の危険が伴います。
主催者は合理的な安全確保措置を講じますが、自然環境下の競技である以上、すべての危険を完全に排除することはできません。
第3条(適用範囲)
本規約は、参加申込時、受付時、競技中、棄権時、フィニッシュ後、救護・搬送・保険手続・事故対応その他本大会に関連する一切の場面に適用されます。
第2章 参加資格・参加申込
第4条(参加資格)
参加者は、本大会の距離、累積標高、制限時間、コース難易度、夜間行動の有無、気象条件、救助困難性等を確認し、自身の体力、経験、技術、装備、判断能力に照らして参加可能であることを自ら確認した上で申し込むものとします。
主催者は、コース特性に応じて、年齢、完走経験、山岳経験、装備条件、講習受講歴その他の参加条件を定めることができます。参加者が当該条件を満たさない場合、主催者は出走を認めないことがあります。
第5条(健康状態の確認)
参加者は、大会当日および競技中の健康状態を自ら管理し、発熱、体調不良、強い疲労、めまい、寒気、脱水、低体温症または熱中症の兆候、心疾患・呼吸器疾患・脳血管疾患その他安全な競技継続に支障がある状態の場合、出走または競技継続を行ってはなりません。
持病、既往症、服薬、体調上の不安がある参加者は、事前に医師へ相談し、必要に応じて参加を取りやめるものとします。
第6条(未成年者)
参加者が未成年者である場合、親権者または法定代理人は、本規約、大会リスク、参加条件、保険内容、返金ポリシーを確認し、参加者本人の体力・経験・健康状態を踏まえた上で参加に同意するものとします。
親権者または法定代理人は、参加者本人に対して、大会規則、必携装備、棄権手続、緊急連絡方法、自然環境上の危険を理解させるものとします。
第3章 参加者の義務
第7条(自然環境リスクの理解)
参加者は、本大会が山岳・自然環境下で行われる競技であり、第2条に掲げる危険を伴うこと、また救助要請から救助到着まで長時間を要する場合があることを理解した上で参加するものとします。
第8条(必携装備の携行)
参加者は、主催者が定める必携装備を、スタート時からフィニッシュまたは正式な棄権手続完了時まで常時携行するものとします。
必携装備を携行していない場合、主催者は出走停止、失格、途中棄権指示その他安全確保上必要な措置を行うことができます。
参加者は、装備を単に所持するだけでなく、ライト、地図アプリ、位置情報送信機能、防寒装備、シェルター等について、事前に使用方法を確認しておくものとします。
第9条(規則および指示の遵守)
参加者は、大会規約、競技規則、コース表示、関門時刻、棄権手続、スタッフ、救護担当者、大会本部、警察、消防、土地管理者その他関係者の指示に従うものとします。これらの指示に従わない場合、主催者は失格、競技中止、退場、救護要請その他必要な措置を行うことができます。
第10条(指定コースの遵守)
参加者は、主催者が指定したコースを走行し、故意にコースを外れる行為、ショートカット、立入禁止区域への進入、私有地・保護区域への進入をしてはなりません。
道迷いまたはコース逸脱が疑われる場合、参加者は速やかに安全な場所で停止し、地図、GPS、コース表示等を確認し、必要に応じて大会本部、最寄りスタッフまたは緊急連絡先に連絡するものとします。
第11条(事故・道迷い・体調不良時の連絡)
参加者は、道迷い、転倒、滑落、負傷、体調不良、低体温症または熱中症の兆候、著しい遅延、その他安全上の異常が生じた場合、可能な限り速やかに大会本部、最寄りスタッフ、チェックポイント、緊急連絡先または消防・警察へ連絡するものとします。
第12条(棄権手続)
参加者が競技を棄権する場合、必ず最寄りのスタッフ、チェックポイントまたは大会本部に申し出て、主催者が定める棄権手続を完了しなければなりません。
参加者は、正式な棄権手続を行わずに帰宅、下山、コース離脱または大会会場から離脱してはなりません。
無断棄権または所在不明となった場合、主催者は安否確認、家族・緊急連絡先への連絡、警察・消防への通報その他必要な措置を行うことがあります。
第13条(位置情報・通信手段)
参加者は、競技中に主催者または救助機関から位置情報の提供を求められた場合、可能な範囲でGPS、地図アプリ、緯度経度、現在地共有機能等により現在地を伝えるものとします。
参加者は、事前に自身の携帯端末、地図アプリ、位置情報送信方法、緊急通報機能、予備バッテリー等を確認しておくものとします。
山岳・自然環境下では通信が常時確保されるとは限らないため、参加者は通信不能を前提に、地図、装備、行動判断を備えるものとします。
第14条(他者救助への協力)
参加者は、競技中に事故、負傷、遭難、体調不良等を発見した場合、自身の安全を確保した上で、可能な範囲で声かけ、スタッフまたは大会本部への連絡、位置情報の提供、二次災害防止その他必要な協力を行うものとします。
参加者は、自身または第三者に危険を及ぼす無理な救助行為を行ってはなりません。
第15条(自然環境・地域・他利用者への配慮)
参加者は、自然環境、登山者、ハイカー、地域住民、土地所有者、道路利用者、その他大会関係者に配慮し、ゴミの投棄、動植物の採取、登山道外への踏み込み、一般利用者への威圧行為、無断駐車、騒音その他迷惑行為を行ってはなりません。
第4章 主催者の義務・運営方針
第16条(安全管理の基本方針)
主催者は、本大会の運営にあたり、コース設定、危険箇所の把握、必要な表示、参加者管理、救護・連絡体制等について、大会規模、参加者数、コース特性、季節、気象条件、救助困難性に応じた合理的な安全確保措置を講じます。
第17条(リスク説明)
主催者は、本大会が山岳・自然環境下で行われる競技であり、第2条に掲げる危険を伴うことを、募集要項、大会案内、参加規約、リスク説明書、ブリーフィングその他適切な方法により参加者に説明します。
第18条(コース調査・危険箇所の把握)
主催者は、大会開催前にコース調査を行い、滑落危険箇所、道迷いしやすい分岐、崩落箇所、沢、道路横断、携帯電話圏外区間、救助困難区間、その他安全上注意を要する箇所を把握するよう努めます。
第19条(危険箇所の表示・周知)
主催者は、コース上の危険箇所、道迷いしやすい箇所、道路横断箇所、救助困難区間その他注意を要する箇所について、必要に応じて大会案内、地図、GPXデータ、コースマーキング、誘導員配置、ブリーフィング等により参加者に周知します。
第20条(必携装備の設定・確認)
主催者は、コース特性、距離、累積標高、季節、気象条件、夜間行動の有無、救助到着に要する時間等を踏まえ、参加者が携行すべき必携装備を定めます。主催者は、必要に応じてスタート前、競技中、フィニッシュ時に装備確認を行うことがあります。
第21条(中止・短縮・コース変更の判断)
主催者は、荒天、雷、強風、低温、酷暑、増水、土砂災害、倒木、落石、熊等の出没、事故、行政機関からの要請、その他参加者・スタッフ・地域住民の安全確保が困難と判断される場合、大会の中止、短縮、延期、コース変更、関門時刻変更を行うことがあります。
第22条(通信体制)
主催者は、大会本部、スタッフ、チェックポイント、救護担当者、スイーパーその他関係者との連絡体制を整備し、可能な範囲で携帯電話、無線、衛星通信、メッセージアプリその他複数の通信手段を組み合わせます。ただし、山岳・自然環境下では通信が常時確保されることを保証するものではありません。
第23条(参加者管理・棄権者管理)
主催者は、必要に応じてチェックポイント、関門、エイドステーション、計測地点等を設け、参加者の通過状況、棄権者、未通過者、救護対象者を把握する体制を整えます。参加者の棄権情報は大会本部で集約し、必要に応じて所在確認を行います。
第24条(スイーパー・コースクローズ)
主催者は、必要に応じてスイーパー、最後尾確認担当者、コースクローズ担当者を配置し、参加者がコース上に残存していないことを確認するよう努めます。コースクローズ後、参加者の所在に不明点がある場合、主催者は必要な確認、連絡、捜索要請等を行います。
第25条(救護・搬送体制)
主催者は、大会規模、参加者数、コース特性、救助困難性を踏まえ、救護所、救護担当者、応急手当用品、搬送ルート、消防・警察・医療機関への連絡体制等、合理的な救護・緊急対応体制を整えます。
第26条(スタッフ・ボランティアへの役割共有)
主催者は、スタッフおよびボランティアに対し、担当場所、役割、緊急時の連絡先、事故発生時の初動、参加者から異常申告を受けた場合の対応、棄権者管理、未通過者確認その他必要事項を事前に共有します。
第27条(保険)
主催者は、本大会について参加者傷害保険、主催者賠償責任保険その他必要と判断する保険に加入します。保険の補償内容、補償限度額、対象外事項は大会案内または別紙により参加者に通知します。
第28条(事故記録)
主催者は、事故、負傷、遭難、行方不明、救助要請その他重大な事案が発生した場合、発生時刻、発生場所、通報時刻、連絡内容、対応経過、参加者の所在確認、救護対応等を可能な範囲で記録し、関係機関、保険会社、参加者または家族への対応に必要な範囲で利用します。
第5章 事故・救護・緊急対応
第29条(応急手当・救助要請)
参加者に傷病、事故、遭難、体調不良その他緊急事態が発生した場合、主催者、救護担当者、スタッフ、消防、警察、医療機関は、必要と判断される応急手当、救助要請、搬送、緊急連絡その他安全確保上必要な措置を行うことがあります。
第30条(家族・緊急連絡先・関係機関への連絡)
主催者は、事故、傷病、遭難、行方不明その他必要がある場合、参加者の家族、緊急連絡先、警察、消防、医療機関、保険会社、土地管理者その他関係機関に対し、必要な範囲で情報を提供し、連絡を行うことがあります。
第31条(救助費用・医療費等)
救急搬送、医療機関受診、山岳救助、捜索、搬送、装備品損害その他事故対応に要する費用については、主催者加入保険の適用がある場合を除き、参加者本人または法令上負担すべき者の負担となる場合があります。
第6章 中止・変更・返金
第32条(大会の中止・短縮・変更)
主催者は、第21条に定める事由その他安全確保または円滑な大会運営上必要と判断される場合、大会の中止、短縮、延期、コース変更、関門時刻変更、必携装備の追加、出走制限その他必要な変更を行うことがあります。
第33条(返金ポリシー)
参加者の自己都合による出走辞退、不参加、遅刻、体調不良、交通事情、装備不足、参加資格不充足、規約違反による出走停止または失格の場合、主催者は参加料を返金しません。
主催者は、安全確保または大会運営上必要と判断した場合、大会の中止、短縮、コース変更、関門時刻変更その他必要な変更を行うことがあります。短縮、コース変更、関門時刻変更その他大会内容の一部変更については、参加料の返金は行いません。
主催者が大会開催日の7日前の23時59分までに大会の中止を決定した場合、既に発生し、または発生が確定している大会準備費、参加賞・物品費、決済手数料、保険料、会場費、許認可・申請費、委託費、印刷費、発送費その他大会運営に必要な費用を控除した残額がある場合に限り返金します。大会開催日の7日前の翌日以降に中止を決定した場合、参加料は返金しません。
大会は延期開催を予定しておらず、次回大会への自動振替は行いません。ただし、主催者が別途振替対応を決定した場合はこの限りではありません。
本条は、主催者の故意または過失による債務不履行、不法行為その他法令上認められる参加者の権利を不当に制限するものではありません。
第7章 責任範囲
第34条(主催者の合理的安全対策)
主催者は、本大会の運営にあたり、合理的な安全確保措置を講じます。ただし、本大会は山岳・自然環境下で行われる競技であり、主催者が合理的な安全対策を講じた場合であっても、すべての危険を完全に排除することはできません。
第35条(参加者側事情による損害)
参加者の故意または過失、体調不良、装備不足、競技規則違反、スタッフ指示違反、指定コース外への逸脱、正式な棄権手続の不履行、無断帰宅、第三者の行為、通常予見または回避が困難な自然環境上の危険により生じた損害について、主催者に故意または過失がない場合、主催者は損害賠償責任を負いません。
第36条(法令上の責任との関係)
主催者またはそのスタッフに故意または重大な過失がある場合、本規約の責任制限に関する定めは適用されません。本規約は、主催者に法令上認められる損害賠償責任を一律に免除するものではありません。
第37条(不可抗力・第三者行為)
地震、台風、豪雨、落雷、土砂災害、感染症、行政機関からの要請、道路・交通機関の障害、第三者の行為、野生動物、その他主催者の合理的管理を超える事由により参加者または第三者に損害が生じた場合、主催者に故意または過失がない限り、主催者は責任を負いません。
第8章 個人情報・写真・映像・記録
第38条(個人情報の利用)
主催者は、参加申込時に取得した氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、性別、緊急連絡先、健康情報、位置情報、救護記録等を、大会運営、参加者管理、救護対応、保険手続、緊急連絡、事故対応、次回大会案内その他大会に関連する目的で利用します。
第39条(緊急時の情報提供)
主催者は、事故、傷病、遭難、行方不明その他必要がある場合、警察、消防、医療機関、保険会社、委託事業者、家族または緊急連絡先に対し、必要な範囲で参加者情報を提供することがあります。
第40条(写真・映像・記録の利用)
大会中に撮影された写真、映像、音声、氏名、ナンバーカード、記録、順位等は、大会報告、公式サイト、SNS、広報物、報道対応、次回大会案内等に使用される場合があります。参加者が個別に掲載停止を希望する場合は、主催者窓口に申し出るものとします。
第9章 失格・出走停止・その他
第41条(失格・出走停止)
主催者は、参加者が次の各号のいずれかに該当すると判断した場合、出走停止、競技中止、失格、退場その他必要な措置を行うことができます。
参加資格または申込内容に虚偽がある場合
必携装備を携行していない場合
スタッフ、救護担当者、大会本部、警察、消防、土地管理者等の指示に従わない場合
体調不良、装備不足、疲労、その他安全な競技継続が困難と認められる場合
指定コース外への逸脱、ショートカット、立入禁止区域への進入、自然環境または地域社会への迷惑行為がある場合
無断棄権、無断帰宅、棄権手続不履行がある場合
その他大会運営または安全確保上、主催者が必要と判断した場合
第42条(反社会的勢力の排除)
参加者は、暴力団、暴力団員、暴力団関係企業その他反社会的勢力に該当しないこと、またこれらに該当する者を代理人、補助者、同行者として参加させないことを表明し保証します。
第43条(協議)
本規約に定めのない事項または本規約の解釈に疑義が生じた場合、主催者および参加者は、事故予防、安全確保、自然環境保護、地域社会への配慮を基本として、誠実に協議するものとします。
第44条(管轄)
本大会に関して紛争が生じた場合、主催者の所在地または大会開催地を管轄する地方裁判所または簡易裁判所を第一審の合意管轄裁判所とします。ただし、法令により参加者に認められる権利を不当に制限するものではありません。
第45条(規約の変更)
主催者は、大会運営、安全確保、法令改正、関係機関との協議その他必要がある場合、本規約を変更することがあります。変更後の規約は、公式サイト、申込ページ、メールその他適切な方法により参加者に通知または公表します。
TRAILFEST(株式会社タグチ)