皆さん、こんにちは。石舞台100の運営を担当している田口です。
今日は、2025年1月に開催予定の石舞台100トレイルランニングレースについて、大きな変更点をお知らせしたいと思います。
長年このレースを運営してきて、参加者の皆さんの声を聞き、自分自身も何度もコースを走り、常に改善の余地を探ってきました。
そして今回、大幅なコース変更と距離の見直しを決断しました。
なぜそうしたのか、どう変わるのか、詳しくお話ししていきますね。
主な変更点:より楽しく、より安全に
まず、大きな変更点を簡単にまとめると:
1. 最長距離を120キロに短縮
2. コース設定を大幅に見直し
3. スタート時間を9時に変更
4. 制限時間を29時間に延長
これらの変更には、私たちなりの理由があります。一つずつ詳しく説明していきますね。
距離と部門の変更:チャレンジの幅を広げる
これまで133km、100km、66km、33km、キッズの5部門で実施してきました。正直に言うと、133kmはかなりハードでした。私自身も走ってみて、「これは厳しいな」と感じたんです。(実際に2024年は完走者2名)
そこで2025年大会では、120キロ、80キロ、40キロ、キッズの4部門に再編成しました。40キロを1周として、1周、2周、3周という構成です。これにより、より多くの方にチャレンジしていただけるんじゃないかと期待しています。
コース変更:安全性と魅力のバランス
新コースの設計には本当に頭を悩ませました。何度も現地を歩いて、ここはどうだろう、あそこは危険じゃないかと考え抜きました。
結果、以下のような特徴を持つコースが出来上がりました:
1. スタートから宮奥ダムまでの13キロは変更なし(みなさんお馴染みの厳しいコースです!)
2. 宮奥ダム以降を大きく変更
- 竜門岳の山頂は通過せず、大峠方向へ
- 昨年のコースを一部逆走
3. 高取城跡からの新ルート
- 安産の滝を経由する新しい下り
1周で40キロ、獲得標高2650mという設計になりました。距離は伸びましたが、獲得標高の増加は抑えています。安全管理とエイドステーションとの連携も、よりスムーズになったと自負しています。
スタート時間と制限時間:より多くの方にフィニッシュのチャンスを
スタート時間を9時に早めたのは、日中の走行時間を確保するためです。ただ、これにより多くの方に前泊いただく必要が出てきました。申し訳ありません。
その代わり、制限時間を29時間に延長しました。これにより、より多くの方にフィニッシュのチャンスが生まれると考えています。
GPXデータについて:もう少しお待ちください
多くの方からGPXデータの公開をご要望いただいています。
本当にありがとうございます。
ただ、まだコース整備が完全ではなく、一部で許可申請も未確定なんです。
安全性を確保し、正確な情報をお届けするため、もう少しお待ちいただければと思います。
石舞台100の魅力:冬の過酷さを楽しむ
1月の寒い時期に開催される石舞台100。「なぜこんな時期に?」とよく聞かれます。でも、この過酷さこそが魅力なんです。
特に、4月のMt.FUJIを目指す方にとっては、絶好の準備レースになるはずです。装備の確認や、長距離レースの感覚を掴むのに最適です。
エントリー情報
9月1日からアーリーエントリーを開始します。また、10月から1月にかけて計4回の試走会も予定しています。ぜひご参加ください。
最後に、関連イベントの京都グレートラウンド(12月29日、30日開催)のエントリーも実施中です。こちらもよろしくお願いします。
変更点が多く、戸惑われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、これらの変更は全て、より良いレース、より多くの方に楽しんでいただけるレースを目指してのものです。皆さんの挑戦を、心よりお待ちしています。