2025大会の総評
2025年大会は、皆さまのお力添えのおかげで無事に幕を閉じました。
ボランティアの皆様、選手の皆様、そしてあらゆる形でご支援くださったすべての方々に、心より御礼申し上げます。
記念すべき第1回大会を走り抜けたのは、わずか 7名。
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彼らの姿は、挑戦がもたらす成長と輝きを示してくれました。
大会を通じて、多くの選手が限界を超え、目を輝かせながらフィニッシュラインにたどり着きました。そんな瞬間を共に創り出せたことを、運営一同、心から誇りに思います。
本大会は 隔年開催 とし、次回は 2027年 を予定しています。
さらに進化した運営体制で、再び皆さまとお会いできる日を楽しみにしております。
あらためて、熱い応援とご協力に深く感謝申し上げます。



RACE INFORMATION -大会要項-
【大会名】世界遺産 参詣道トライアングル225km
(吉野・大峯-熊野-高野山)
World Heritage Pilgrimage Triangle Race (WPTR) 225km
(Yoshino,Omine-Okugake - Kumano - Koyasan)
■開催日時:2027年5月2日(日)〜5日(水・休)の4連休
■コンセプト
2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産登録されました。この世界遺産は、和歌山県・奈良県・三重県にまたがる3つの霊場(吉野・大峯、熊野三山、高野山)と参詣道(大峯奥駈道、熊野参詣道、高野参詣道)を登録対象とする世界遺産(文化遺産)です。
これらのうち、「吉野・大峯」「熊野三山」「高野山」の3つの霊場と、それらを結ぶ「大峯奥駈道」「熊野参詣道 小辺路」そして「弘法大師の道」という参詣道を繋いだ三角形(トライアングル)を用いた大会を行います。
関西最難関と言われるこれらの参詣道(山岳縦走路)を繋いだトレイル率の高いコースを、2つのStageに分け、4日間かけて歩いたり走ったりします。
・想定参加人数:20名程度
・難易度は最難関のため普段から厳しい環境でトレーニングをされている方のみエントリー可能。エントリー入力内容から実績を判断させて頂きます。内容によりお断りする可能性もございます。
・選手には専用のイベント用のビブスを配布します。
■コース概要:距離225km 累積標高D+17,000m
■スケジュール
【5/2(日)】Stage1「大峯奥駈道」100km D+9,000m
・AM8:00 吉野駅スタート
・CP1行仙小屋 関門 AM8:00 (テントで仮眠可能)
CP2玉置神社 関門 13:00(ドロップバッグ受け取り可能)
※CPの位置は変更の可能性あり
※女人結界に関しては 女性は難易度が変わらないよう迂回
【5/3(月・祝)】
・関門 19:00 @おとなしの郷(ドロップバッグ受け取り可能)
【5/4(火・祝)】Stage2「熊野参詣道 小辺路〜弘法大師の道」125km D+8,000m
・AM7:00 熊野本宮大社スタート 参拝
・CP3 昴の里 15km D+1,200m 関門 AM11:00
・CP4 大股登山口 46km D+3,500m 関門 19:00
高野山を経由(約66km地点)
・CP5 ライフベース(仮眠・シャワー・食事・ドロップバッグの取り出しが可能)
【5/6(火・休)】
・CP6 天辻峠84km D+5,600m 関門 AM6:00
ドロップバッグ受け取り可能
・CP7 武士が峯91km D+6,000m 関門 AM8:00
・CP8 九十九丁 110km D+7,900m 関門 14:30
・関門 17:00 吉野駅 120km D+8,200
※CPではスタッフのタイムチェックを受けてください
■宿代について
- 予約は、大会側がまとめて行います。(このため、大会申し込み締め切りが早くなっております。)
- 素泊まりとなりますが5/4夕食、5/5朝食については申し込み料金に含まれます。(手配、配布します)
- お支払いは、選手各自が実費にて宿に直接お支払いいただきます。余裕をもった現金をご持参ください。
※ご家族やご友人のエイドステーションでのサポートは「有り」の方向で運営しています。
■大会側サポート内容
・ドロップバッグおよびネームタグ支給/運搬
・エイドステーションの設置、エイドステーションでのリタイア者の回収(エイドステーションのみ)
・5/4夕食・5/5朝食の手配と配布
・高野山ライフベースでの仮眠・食事・シャワー
・手荷物バッグ(42L)+ドロップバッグ(20L)の事前送付
■レース参加対象者(参加資格含む)
・国内外の200マイル完走に向けて、日々鍛錬に励んでいる方。
・国内外の100マイル、または200マイルを余裕をもって完走している方。
・コースの難易度を理解している方。
(大峯奥駈道を事前に試走していることが望ましい。)
※何かあっても助けにもいくことはできない、関西でも最も難しいとされるコースです。一般登山者の縦走日数は、「大峯奥駈道」5日、「熊野参詣道小辺路」3日、「弘法大師の道」3日程度かかります。
※参加にあたり理解しておいていただきたいこと。(自己責任)
・コースはノンマーキング。(夜間ひとりになることもございます)
・コースはアップダウンが大変激しく、岩場や鎖場、梯子場を通過する修験道となります。
・コースは携帯の電波圏外となる場所も多く含まれます。
■必携装備
どのような状況になっても生きて帰れる装備を、自身で考え実行できる人のみが参加可能です。装備について大会側に質問をされる方は本大会参加に向いておりませんので、参加自体を見合わせてください。
(参考)
・トレイルランニングシューズ
・レインウエア上下
・ファーストエイドキット
・浄水器
・食料2,000Kcal以上
・携帯電話
・エマージェンシーシート
・長袖インナー
・カーフカバーまたはタイツ
・携帯充電器
・防寒手袋、防水手袋
・ヘッドライト+数日分のヘッドライト予備電池
・予備ライト
・モバイルバッテリー等
■必須
・各自、山岳保険に加入すること
※万が一、遭難や大怪我など、事故が起きた際にご自身で安心できる保険や対策を各自お取りください。
■募集
大会運営サポート10名 (ドロップバッグの運搬、エイドの設営等)
■注意点
・リタイアできる場所はごく限られており、迎えに行くこともできません。全て自己手配/自己責任となります。
・あらかじめコースはかなり厳しいことをご承知おきください。






その他の事項
本イベントでは保険に加入しておりますが主催者が負う責任の範囲は以下となります。
死亡、後遺障害 300万円
入院(日額) 3,000円
通院(日額) 2,000円
個別に保険に入られることを強くお勧めします。
また本イベントは、
冬の山道を24時間を超えて行動する過酷なイベントです。「初心者、運動していない方に向けたイベントではないことも理解していただいているもの」
とみなし、エントリー後の返金はおこなません。
・天候、体調不良、道迷い、転倒、滑落、落石などによる様々な傷病や遭難のリスクは、全て参加者の責任となり、主催者は一切責を負いません。了承の上エントリー願います。
・救護される人が必要な場合は、救助隊を呼ぶことがあります。この場合にかかった費用は、救護された方が負担します。
・大会本部に連絡がとれなかった場合、119などで直接救急サービスを呼び出してもかまいません。
2027参詣道トライアングル225km
紀伊山地の霊場を結ぶ225km、標高差17,000mの壮大な旅
吉野・大峯、熊野三山、高野山を巡る4日間の荘厳なる挑戦
関西最難関の山岳縦走路
ノンマーキング、険しい地形、圏外エリアが、真の実力を問う
1100年の歴史が息づく修験の道
自己責任と自立を求められる、究極の自分探しの旅
世界遺産の聖地を舞台に、あなたの限界を超える物語が始まる
この挑戦が、あなたを新たな高みへと導く